と、僕達がこんな話をしていた時、そこへ、一人の少年が現れた。
やば、僕、人んちにきて、かつお君の遺品勝手に触ってる。これって、凄く失礼で行儀悪いことのような気がする・・・。
なんか場が悪い・・・。
「ゆ、勇気君、こんにちは。あれ、学校・・・どうしたの?」
学校ずる休みしてる僕が他人に言えることか?
「なんか、兄ちゃんの気配がしたから・・・。」
「ごめん、お兄ちゃんじゃなくて。お線香あげに来たんだ。」
その少年は、僕が背負ってるマグロに向かって、こう言った。
「やっぱり兄ちゃんだぁ!お帰りぃ・・・!でも、兄ちゃん・・・・、どうしたの?なんでそんな格好してるの?悪い魔法使いに、魔法かけられちゃったの?」
えぇ?バ、バレタ?!。
ななな何で?でも、不思議な能力のあるかつお君の弟なら、やっぱり分かるの?でもこんな時僕はどう対応するべきなの?
「勇気君、あー、えっと、えっと・・・。」
『将太君、シラをきれ!芝居でもいい、“は?”って言って笑い飛ばせ!』
わかった。と、心の中で返事をして・・・
「兄ちゃんだよね?その魚?」
「は?」
「ちがうの?兄ちゃんじゃないの?」
「さ、魚が兄ちゃん?あははは、勇気君くん、もしかして寝ぼけてる?」
「兄ちゃーん。兄ちゃんでしょー?返事してよぉ。」
「こ、これは、僕んちの今日の晩御飯のおかずのお魚。勇気君の兄ちゃんじゃないよ。クスクス。」
「お母さーん。兄ちゃんが魚ぁ。」
勇気君は、仏壇の部屋から駆け出して行ってしまった。
「げ、ヤバイよヤバイ。おばさんにもバレちゃう!!」
『バレるわけないっつーの!現実的にありえないから。』
「ま、そうか。・・・だよね。」
『でも、まさか勇気がいるなんて思わなかったから、ビックリした。アイツも“感”良いからな。』
「うん。やっぱ“感”良いんだ?心臓に悪いね。」
向こうの方で勇気君とおばさんの声が聞こえてきた。
やば、僕、人んちにきて、かつお君の遺品勝手に触ってる。これって、凄く失礼で行儀悪いことのような気がする・・・。
なんか場が悪い・・・。
「ゆ、勇気君、こんにちは。あれ、学校・・・どうしたの?」
学校ずる休みしてる僕が他人に言えることか?
「なんか、兄ちゃんの気配がしたから・・・。」
「ごめん、お兄ちゃんじゃなくて。お線香あげに来たんだ。」
その少年は、僕が背負ってるマグロに向かって、こう言った。
「やっぱり兄ちゃんだぁ!お帰りぃ・・・!でも、兄ちゃん・・・・、どうしたの?なんでそんな格好してるの?悪い魔法使いに、魔法かけられちゃったの?」
えぇ?バ、バレタ?!。
ななな何で?でも、不思議な能力のあるかつお君の弟なら、やっぱり分かるの?でもこんな時僕はどう対応するべきなの?
「勇気君、あー、えっと、えっと・・・。」
『将太君、シラをきれ!芝居でもいい、“は?”って言って笑い飛ばせ!』
わかった。と、心の中で返事をして・・・
「兄ちゃんだよね?その魚?」
「は?」
「ちがうの?兄ちゃんじゃないの?」
「さ、魚が兄ちゃん?あははは、勇気君くん、もしかして寝ぼけてる?」
「兄ちゃーん。兄ちゃんでしょー?返事してよぉ。」
「こ、これは、僕んちの今日の晩御飯のおかずのお魚。勇気君の兄ちゃんじゃないよ。クスクス。」
「お母さーん。兄ちゃんが魚ぁ。」
勇気君は、仏壇の部屋から駆け出して行ってしまった。
「げ、ヤバイよヤバイ。おばさんにもバレちゃう!!」
『バレるわけないっつーの!現実的にありえないから。』
「ま、そうか。・・・だよね。」
『でも、まさか勇気がいるなんて思わなかったから、ビックリした。アイツも“感”良いからな。』
「うん。やっぱ“感”良いんだ?心臓に悪いね。」
向こうの方で勇気君とおばさんの声が聞こえてきた。

