「最近は見ないけれど……

 昔はよく見ていたわ」



懐かしむように目を細めてつぶやいた





「鈴音も見ているの?」



「うん

 ずっと同じ夢」







「お母さんも似たような夢を見てたの」



そう言って,昔話を始めた