目の前で間抜けな声を出して固まる奈津の耳が真っ赤になっていく か、かか可愛いっ なんで私は泣いたのか不思議なくらい今は鼻の下を伸ばして奈津を見つめていた。 「別に何とも思ってねえから…」 顔を背けボソボソと言わなくていいことを言っちゃってる奈津 「嫉妬とかご褒美じゃん」 デレデレの私に対して 「そういうんじゃねえ…」 そう言って奈津はベッドに寝転がり布団を頭まで被ってしまった。 もしこれが女の子なら男はキスしたくなるであろう。 だって今私はその気持ちがよくわかるから。