「好きなんだけど、責任とってよ」


屋上で寝転がる男に私は声をかける。


何回目だっけ?ま、いっか。



やっと、見つけたんだ。逃すわけないじゃん。


「またかよ」


「またかよじゃないわよ。責任とってよね?一生かけていや死んでも責任をとり続けてもらうんだから。」



「ホラーかよ。ありえねぇ。」


嫌そうな顔をして、私の顔を見た彼は私が唯一愛した男、相川奈津(アイカワ ナツ)


何回目かの告白は幾度となく流され、なかったことにされ続けている。




メンタルだけは強いで有名な私がこんなことで諦めるわけないのに。


ストーカーかよとブツブツ文句を言っている奈津のことは無視して私もその隣に寝転がった。