「ナンデショウカ」
私の元へダッシュで来た剣菱 和馬(ケンビシ カズマ)に目を向ける。
「ナンデショウカじゃねぇよ!お前また無茶したろ!!!」
どっから走ってきたかは知らないけど息切れしてないことがむかつくね。
「ハイハイ、今後気をつけますね。バイバイ」
和馬は私の幼馴染みである。
「莉子は学習能力がないみたいだから、…敢えて莉子のおもり役に伝えておくから頼むから大人しくしててくれ!こっちが心臓持たねぇから。」
困ったように頭を抱える和馬には申し訳ないが思ったこと感じたことは行動にしてしまうんです。
そこ理解してよ。
いつも心配してくれてるのはありがたいけど私はもう17になるんだ。
いつまでも子供扱いしないでほしいし、自分のしたことの後処理は自分でするから。

