「ということで、邪魔者は消えてもらわないとね?チンピラ君?」
これから、甘ーい放課後の予定なんだから。
「て、莉子喧嘩出来んのか?」
「…うっ…不意の莉子に胸きゅん」
「うるさい、それよりお前中身もバケモノなのに喧嘩したら怪獣になるとか言うなよ?」
こんな長ーいセリフを話す奈津に胸きゅん
「あ…私喧嘩は出来ないや。奈津出動!」
「お前ほんと馬鹿なの?」
「確かに奈津が好きすぎて馬鹿になったかも」
「話にならねぇ、ったくなんで突っ込んできたんだよ」
「久しぶりのバイトの休みに奈津と甘ーい放課後を過ごし告白の果てに結ばれようと思いましてね。それの邪魔をする奴は許さん!と頭に血が登ってしまって…」
「んとに、考えて動けよな。お前のせいで逃げるタイミング無くしただろ。」
「え?逃げるつもりだったの?!」
「当たり前だろ、校門前だそ?」
「あ、なるほど…いやてっきりちゃっかり暴れるのかと…」
「ま、ここまできたら強行突破って思ってたけどそうもいかないみたいだぜ」

