姫、私は誓います。

「教えてくれ、あの人の正体を」

「20歳まで生きる事を許された植物人間だ」

「嘘だよ、そんなの。なんであんたが知ってるのさ。一番新入りじゃん!なんで知ってんだよ!」

ロンマニーさんが怒鳴る。ケイロビンさんが呆れる。クラウドさんが落ち込む。ただ、二人は納得したような面持ちで俯いた。反応に困る。誰の感情に同情して話せば良いんだよ。

「彼女本人が依頼してきた。俺にお前らが戦争を止め、和解してもらう任務に就かされっから死なないよう助けてほしいって言われたんだよ。寿命以外でお前らを死なせないでくれって」

「本当にそうだったのですね・・・。お手数おかけしました」

「クウ!」