呆れて物も言えないのが事実。自分のせいでたくさんの兵士が亡くなると魔女に言われた。だから兵士たちを助けてほしい。馬鹿げている。でも、何だか面白そうな気がした。それに、戦争でも起これば霊体がたくさん食べれると思ったんだ。でも、俺だって見返りがなくちゃ動く気にはなれない。

「代償は」

「私は植物として生き、人間の魂として死すと聞きました」

自分の命を差し出す。それで俺たちは約束する事にした。8年後、彼女の回りの死を生にしていくと。しかし、俺が約束しようと思ったのは自分の命を差し出すと言ったからではない。後日、今はこれしか出来ないけれど13年後に必ず自分の命を差し出すと言って持ってきた物があまりにも残酷だったからだ。

「お前、これは違うと思うぞ。本当に良いならもらうけど」