本当はわしも一緒に生きると言いたかった。元隊長として仲間全員の死に目に立ち合って、全て見届けてから亡くなりたかった。でも、それも叶わないというのならせめて二人の願いを叶えてから亡くなりたい。せめて幸せだと心から笑顔で言える日が来るまで生きていたい。ずっとずっと生きて二人と一緒に笑っていたい。
「安心して成仏してくださいね、私は大丈夫ですから。夜中に化けて出てこないでくださいよ?私、お化けってダメですから」
「俺が死ぬまで見ていてやるから安心して成仏しろよ。化けて出るのは俺も勘弁だぜ」
早くいなくなれと言っているようにも聞こえるが、わしの不安を掻き消すために言ってくれているのくらい分かっていた。わしの心配性を知っているからこそ、強くはっきりと大丈夫だと伝えてくれる。その気遣いにどれだけわしが助けられているかを知っているんだ。ずっといつまでも感謝しているぜ。
「安心して成仏してくださいね、私は大丈夫ですから。夜中に化けて出てこないでくださいよ?私、お化けってダメですから」
「俺が死ぬまで見ていてやるから安心して成仏しろよ。化けて出るのは俺も勘弁だぜ」
早くいなくなれと言っているようにも聞こえるが、わしの不安を掻き消すために言ってくれているのくらい分かっていた。わしの心配性を知っているからこそ、強くはっきりと大丈夫だと伝えてくれる。その気遣いにどれだけわしが助けられているかを知っているんだ。ずっといつまでも感謝しているぜ。



