姫、私は誓います。

「なぁ、クラウド。お前は幸せか？わしはもうすぐあいつらの近くに行く。ルークだってあと何十年かすればお前の近くから離れざるを得なくなる。お前は一人で大丈夫なのか？」

無理だというのならわしも何か方法を探して生きよう。生きて一緒に辛い事を乗り越えていこう。ルークが死ぬまで、クラウドが死ぬまでずっと生き続けよう。でも、クラウドはそんな事を望みはしない。そんな事望むような人じゃないと分かっているんだ。だから、強がって曖昧な返事を返してきたんだって分かっているんだ。俺がまた無理をしようとしている事を悟って安心させようとしてくれているんだって分かっていたはずなのに。

「そんな事、生きてみなきゃ分かりませんよ。ただ、皆さんと出会えた事は後悔していません。楽しい日々でした」

「そっか。ならクラウドの老後は大丈夫だな？ラーク。お前は黙って寿命を迎えても大丈夫そうだぞ」