耳にまで入っているのに、助ける事が出来ない。助けに行く事が出来ない。そんな無力さをもう味わいたくはない。でも、そう思っていたのに味あわなくてはならない。このまま寿命を終えて死後の世界で生きられるとしても、味わってしまうんだ。例え皆に会えて幸せになれるとしても、残されたクラウドが辛すぎる。
こんな未来、ひどすぎるぜ。どうしてクラウドだけそんな思いしなくちゃいけないんだ。どうしてわしじゃなくクラウドだったんだ。クラウドではなくわしだったら良かったのに。わしであったならどんな事でも耐え抜いてみせるのに。
自分に降りかかる災難ならどんな事でも受け入れられるさ。全て自分のせいにして諦める事が出来るし、第三者として見る事が無いから苦労している人を見る事はない。あったとしても最小限に抑える事が出来るだろう。けれど、今は違う。第三者として仲間の苦労を見続けていかなくてはならない。そんなのわしが辛くて耐えられない。耐えられる気がしない。仲間が苦しんでいるのを分かっているのに見捨てるように死んで楽にならなければならない。
こんな未来、ひどすぎるぜ。どうしてクラウドだけそんな思いしなくちゃいけないんだ。どうしてわしじゃなくクラウドだったんだ。クラウドではなくわしだったら良かったのに。わしであったならどんな事でも耐え抜いてみせるのに。
自分に降りかかる災難ならどんな事でも受け入れられるさ。全て自分のせいにして諦める事が出来るし、第三者として見る事が無いから苦労している人を見る事はない。あったとしても最小限に抑える事が出来るだろう。けれど、今は違う。第三者として仲間の苦労を見続けていかなくてはならない。そんなのわしが辛くて耐えられない。耐えられる気がしない。仲間が苦しんでいるのを分かっているのに見捨てるように死んで楽にならなければならない。



