「それでも幸せだったんですよ、きっと」
ロンマニーの事に関しては、本当に幸せだったと思える。確かにまだ生きていたかっただろうさ。まだ若かったし、初めて信頼できる友も出来た。そのすぐ後に命を落としたのだから死にきれなくても無理はないし、責めもしないさ。
ただ、クラウドはきっとわしたちが思っている以上にロンマニーの事を分かっている。ロンマニーの人間らしくなった顔付きを一番喜んでいたのはクラウドだ。自分の弟のようにロンマニーを気にかけていたクラウドがそう言えるようになったんだ。わしたちも幸せだったんだと受け入れるべきだろう。
クラウドは目の前で友を亡くしたウィルさんの次に辛いはずだ。それでも死なずに生きていかなくてはならないクラウドを思うと、わしは自分が人間である事に腹が立つ。そばで励まし、一緒に生きられない自分に腹が立って仕方がない。仲間が苦しんでいる時にそばにいられないのはレイアさんの件でもうこりごりだった。うんざりだった。
ロンマニーの事に関しては、本当に幸せだったと思える。確かにまだ生きていたかっただろうさ。まだ若かったし、初めて信頼できる友も出来た。そのすぐ後に命を落としたのだから死にきれなくても無理はないし、責めもしないさ。
ただ、クラウドはきっとわしたちが思っている以上にロンマニーの事を分かっている。ロンマニーの人間らしくなった顔付きを一番喜んでいたのはクラウドだ。自分の弟のようにロンマニーを気にかけていたクラウドがそう言えるようになったんだ。わしたちも幸せだったんだと受け入れるべきだろう。
クラウドは目の前で友を亡くしたウィルさんの次に辛いはずだ。それでも死なずに生きていかなくてはならないクラウドを思うと、わしは自分が人間である事に腹が立つ。そばで励まし、一緒に生きられない自分に腹が立って仕方がない。仲間が苦しんでいる時にそばにいられないのはレイアさんの件でもうこりごりだった。うんざりだった。



