姫、私は誓います。

それを言われたら何も出来なくなるじゃないか。生きていればその人の所へ行って何か思い出せたかもしれないのに、亡くなってしまったと言いたいのであればこれ以上何も言えなくなってしまう。俺はまた走るための準備運動に戻らなきゃ行けなくなるじゃないか。本人じゃなくても良いからどうして俺がこの名前を覚えているのか知っているような人はいないのか。例えば家族とか。

「君は・・・?」

レイアと付いている彼女にも意見を求めてみた。偶然なら偶然で、ここで終わってしまう。でも、もし偶然では無いとするのならだなんて駄目元で淡い期待を持っていたんだ。

「知らない。ただ、一緒に亡くなる事が出来るほど愛していたのは事実みたいだよ」

私と彼女は無関係だと遠巻きに言っているような気がしてこれ以上何も聞けなかった。