姫、私は誓います。

「君が幸せになってくれるなら自分は見ているだけでいい。だからレイアさんに執着しているあの二人ではなく俺を選んだと?」

「さぁ?でも、自分が戻るまでは私を守っていてくれる自信があったんじゃない?あなたの事、最後までやり遂げる責任感は一番あったって嬉しそうに褒めていたし、縁があればそのまま夫婦にって考えたんでしょ。ランバートなら思いそー」

彼女の発した言葉に何も言い返せなかった。何を考えているのかよく分からない新人としか見ていなかったランバートが、ちゃんと俺たちの事を見ていたなんて想像もしていなかった。一人ひとりの能力を分析して俺たちを死なせないためにわざと挑戦的な態度を取ったり答えに困る質問をぶつけてきたりしていたんだ。俺たちが思っているより遥かに賢くて強くて頼れる優しい人物だったというのだろうか。

「・・・君はランバートが絶対にそう思っていると言い切れるか」