姫、私は誓います。

「小生意気な奴だっただろう?」

「知り合いなのか」

「あぁ。きっと俺の昔の仲間だ」

「なら、とっとと飛び降りてそばに行ってやったらどうだ」

「あぁ、そうするさ」

私たちの計画に気付かない兵士を置いて崖から飛び降りる隊長。私はランの指示通りに隊長の下へ回り込んだ。そして、知らぬ間に付いていた両耳のピアスを握って壊し、隊長を不思議なカプセルの中に入れたんだ。
少しだけ、父と子の気持ちが分かった気がする。私たちを父のように先頭を切って守ってくれていた隊長が、私の背中で気を失って眠っている。ただそれだけなのに言葉に出来ない温かい気持ちになっていた。世話の掛かる人だと思う反面、私たちのために体を張ってくれてありがとう。そう思ってしまう。