姫、私は誓います。

クウも同じ事を感じていたみたい。ランは変わった。レイアさんに仕えていた頃に比べて、妹の近くで過ごしていた今の方が自分を出している気がする。
私が死刑を受け入れたのは亡くなってしまったレイアさんが一人で寂しくないようにそばに行きたかった。例え植物人間だとか普通じゃないとしても私が愛した事には変わり無い。だから、私は素直に死刑を受け入れた。
ランは誰かを精一杯愛している。そして、その誰かに精一杯愛されている。何を考えているのか分からないような性格をしていたランをここまで変えた人物に会ってみたい。死ぬ前にランを変えた人物に会ってみたい。
人間味の無かった、生きる事を面倒くさそうにしていたラン。それが私の知っている姿だった。でも、今目の前にいるランはまるで脳を入れ換えられたかのように違う姿になっていた。ランの心をそこまで動かした人がいる事に驚きを隠せない。そんな凄い人がいるのなら会ってみたい。だから私は、ランの理不尽な頼みを引き受けたんだ。