姫、私は誓います。

何か心残りがあるのだろう。申し訳無いと思ってはいる。でもこうなった以上、国王に撤回を求めようという考えさえ起きなかった。せめて、会えなくなるであろう城に着くまでのこの時間をただ満喫していたかった。

「なぁ、ラークペイさん。どうだ」

「あの義弟がこのまま処刑して終わりとは思えない。一応彼女の妹として台には立たされるだろうが、もし違うと悟られれば二人が危なくなるだろう」

「もしそうなるのだとしたら俺たちが身動き取れなくなる前にそうなってほしいが、たぶんそうなるのは執行した後だろう。そうなればお前が生きているかさえ危うい」

「まぁ、もし執行された後にそうなったとしたら俺にはもう関係無いな。安らかに眠らせてもらうぜ」

「そうなったら神にでも頼んでこの件が終わる前でお前を生かしておいてもらうさ」