姫、私は誓います。

「風の便りでな。ここからもう少し西に行った所で見たって聞いた」

「誰をだ」

「ウィルの姉ちゃん、レイアさんだ。植物人間は自分が死す時に花粉を撒いてクローンを作る事が出来るからな。誰かの服について風に飛ばされたんだろ」

「ルークとラークには辛い事かもしれませんが、本当にあの方が植物人間であったのならその可能性は充分にあり得ます」

また、顔を会わせなきゃいけないのか。恋い焦がれていた相手であれば喜んでも良いはずなのになぜか喜べなかった。それどころか会いたくないと思ってしまう。会うのが辛いと否定的になってしまう。絶対に会わなければいけないのだろうか。

「最近まで兵士だったルークが国にそのクローンを差し出すか、追い掛けてくる兵士をその場所に誘き寄せるかのどちらかだと俺は考えている」