捺夜はすぐに手術室に運ばれた。 僕とお母さんは待合室で静かに待っていた。 「捺夜っ………」 僕は病院から借りた洋服にタオルを羽織ったままで涙を流した。 「翔夜……」 お母さんも僕にもらい泣きしたのか涙を流し始めたんだ。 「大丈夫……捺夜なら…大丈夫よっ…………」 僕をゆっくりと抱きしめてくれた。 でも、そんなお母さんの体もカタカタ震えていて………。 涙の量を増やしていく。 「翔夜くん!!!!!!」 すると、エメルのみんなが駆け付けてくれたんだ。