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それからあたしは陽介君の言うままにポーズを取らされ、笑顔を作らされ、何枚もの写真を撮られた。


陽介君は人形用の制服の背中に穴を開けてそれをあたしに着せると、更に鼻息を荒くして自慰行為を始める。


いっそこのまま死んでしまいたい。


その場に座り込み、目の前の悪魔を見てそう思う。


背中の皮膚が今どうなっているのか、それを考える事すらできなくて、ただただ痛みと羞恥に耐えていた。


陽介君はあたしの写真を自分だけのものだと言っていたけれど、それも本当かどうかはわからなかった。


万が一、インターネット上に流されでもしたらと考えると、絶望的な気分になった。


世界にはきっと雄介君のような性癖を持つ人だっているはずだ。


その人たちとのつながりの中で、今日のあたしの写真を見せる可能性だって、ゼロではなかった。


でも、言う事を聞く以外あたしに道はなかった。


いっそ死にたい。


殺してほしい。


そう思うのに抵抗できないと言う事は、死にたくない。


これ以上傷つけられたくないという気持ちがわずかにでも残っているからだ。


その気持ちがある限り、あたしは何をしてでも生きる方法を探すんだろう。


たとえそれが、陽介君の奴隷になる事でも……。