瞬間、体がスッと冷たくなるのを感じた。


上を見て見るとコルク錠の蓋が閉められていて、その中心に空気穴が開けられているのが見えた。


「これは……なに……?」


自分の置かれている状況が把握できず、混乱する。


便の横幅はあたし2人が座って入れる程度。


寝転べるけれど足は延ばせない。


高さは目一杯手を伸ばしてもコルクに届かない。


ジャンプしても無理。


まるで、あたしをここに閉じ込めるために準備されたような、そんな瓶の中だった。