ミィは魚を探して更に箱を破いていく。
差し込む光が多くなり眩しさに目を細める。
その時だった。
ティッシュの箱がミィの体重を支え切れず、音を立てて崩れ始めたのだ。
その衝撃に、あたしは体を丸めて身を守った。
潰れたティッシュの箱。
大きく開いた隙間が目の前にあった。
「ニャァ」
ミィが鳴き、あたしはハッと我に返って立ち上がった。
「ミィ、ありがとう!」
大きく開いた隙間から外へ出ると、久しぶりに空気を吸った気分になった。
持っていた魚をミィに食べさせると、ミィは満足そうに鳴いた。
あたしは潰れた箱の上から部屋の中を見回した。
この前から何も変わっていない部屋の中。
ただ、机の上にはいくつかの教科書が出しっぱなしになっていた。
学校が始まったから授業に関係するものをなにか探していたのかもしれない。
「ここからどうしよう……」
箱の外へ出られたものの、状況は前までと同じで変わらない。
差し込む光が多くなり眩しさに目を細める。
その時だった。
ティッシュの箱がミィの体重を支え切れず、音を立てて崩れ始めたのだ。
その衝撃に、あたしは体を丸めて身を守った。
潰れたティッシュの箱。
大きく開いた隙間が目の前にあった。
「ニャァ」
ミィが鳴き、あたしはハッと我に返って立ち上がった。
「ミィ、ありがとう!」
大きく開いた隙間から外へ出ると、久しぶりに空気を吸った気分になった。
持っていた魚をミィに食べさせると、ミィは満足そうに鳴いた。
あたしは潰れた箱の上から部屋の中を見回した。
この前から何も変わっていない部屋の中。
ただ、机の上にはいくつかの教科書が出しっぱなしになっていた。
学校が始まったから授業に関係するものをなにか探していたのかもしれない。
「ここからどうしよう……」
箱の外へ出られたものの、状況は前までと同じで変わらない。