「…んな顔せんといて。俺がしたくてしたことなんよ」
「…うん……」
眞音は昔からこうだ。
自分よりも他人優先。人のために体を張るばか。
持っていたハンカチで止血したけれど絶対跡が残る。なんで私たちがこんな目に合わないといけないの…
「とりあえず、安全な場所にいこう。今、俺達の周りは敵だらけだ。できるだけ見つからないように慎重に…な。」
「どうして僕らが狙われないといけないのさ…こうなっちゃったら、こっちもそれなりの覚悟は必要だよね。」
「…その覚悟が必要になるときが来なければいいけどな。」
「―ウッ」
「!?」
カッターを持っていた方の男の意識がもどった!?
みんなそれぞれ持っている武器をかまえた。
「大丈夫。早く行こう」
「アリスちゃん…で、でも……」
もしかしたら追ってくるかもしわれない…それならもういっそのことここで…
「いいから!みんなも早く行こう!」
アリスちゃんは半ば強引に私たちを連れてスタスタ歩いた。


