「…なに、今の放送…」
あまりにもふざけすぎている。
こんなに人が死んでいるのに、あんなヘラヘラして。
性根が腐っている。
「俺たちは奴らの言う"役持ち"になったってことか…とんだ厄を引いてしまったな」
「なんで?僕らみんな武器もってるんだから、誰も襲ってこようなんて思わないでしょ?」
「そうとも限らんで?放送聞いとったやろ。夜の21時から0時の間は俺らは何もできんのに対して"役なし"は俺らをリンチし放題や。ただでさえ自分が不利な状況に置かれとるそいつらは遠慮なく俺らを殺して武器を奪おうとするやろな」
「で、でも、同級生だよ?僕達、別に誰かを殺そうってわけじゃないし、争う必要なんて…」
「葛西がおるやろ。あいつのせいで俺らは殺すか殺されるかの緊張のなかに立たされとるんや。特に、武器持っとらんやつらはな。生きるために、俺らを殺しにくる。死の直面に立っとらん役持ちの俺らは殺す勇気も殺される勇気もない。
ほんに、とんだ厄介やわ」
「っ、」
「意味、分かんない…なんで私たちがそんなことさせられなきゃいけないの…」
「雛…」
死ぬべきなのはこんなことを仕組んだあいつらの方だ。
―絶対、殺してやる…


