「もう7:00か…」
「ホールでのことが3:00くらいにあったから…4時間くらいはたってるね」
「冬馬と奈緒子、時間なんて確認してどうしたん?」
「ああ…俺達、何も武器持ってないだろ?少しリスキーだけど、武器を取りに行こうかと…」
「はあ!?何言ってんの!?危ないに決まってる!!そんなことも分かんないわけ?」

志穂…荒れてるな…。私のせいでもあるのよね…。

「なに、その言い方。冬馬と奈緒子は頭回んない僕らの代わりに考えてくれてんだよ?もうちょっと冷静になりなよ」
「っ…こ、琥珀……」

「…とりあえず、武器がないといざと言う時に安心できない。武器を取りに行く人は手、あげて。」


―志穂だけが手をあげなかった。

「…ついてこれば危険が少なからずある。みんな、それでもいいか?」
私たちは頷いた。

…志穂が少し心配だけど、きっと今は一人でいたいんだろうな。

「じゃあ、志穂…何かあったら逃げてね。」
「…」