男嫌いな女王様とクールな臣下

彼のシャツのボタンを外し、彼のつるんとしたきれいな体があらわになる。

彼は、無表情で朱音のことを見ている。

ひげのあとも全然わからないし、体つきもほっそりとしてごつごつしていない。

かと言って、まったく筋肉が付いていないわけではない。

本当に平気だ。

どうして?


「いったい何をする気?」


「あなたが頭で思ったまんまのこと、すぐに私にして欲しいと思ってるだけ」


「勘弁してくれよ。そんなわけにいかない」
前野さんは笑っている。

「そんなはずないわ。大丈夫よ。私がいいって言ってるんだから。
あなた、最初から私のこと欲しいって目をしてたもの」


「ちょっと待て。君みたいなきれいな人前にしたら、誰だってそう思う」

「誰にそう思われても、受け入れられるのは一人だわ」

「ちょっと待てって、話が急すぎて追いついて行かないよ」

「体は、そうじゃない。平気よ。何も考えちゃダメ」

お願い。一度だけでいいから。

何も考えないで、普通の女だと思って抱いて欲しいの。