男嫌いな女王様とクールな臣下

会議室のドアを開け、朱音は重役全員の顔を見た。

6年前、父が社長の責務を放り出した時、朱音があとを継ぐことになった。

その事を、重役達に判断をあおぐという、今と同じような立場にたったことがあった。

経験も浅い若い女性でしかない自分が、社長になっていいのか?

あなたたち重役の上に立っていいのか。

そう問いかけた。


一人一人の顔を見ていく。

あの時は、全員一致で朱音を認めてくれた。

今日も彼らに、あの時と同じように判断をあおがなければならない。