そんな私はそのまま小説が大好きなまま大きくなった。 こころのどこかで誰でもきっと 「ヒロイン」 になれるって信じて。 他の人はきっと聞けばバカにするのであろう。 でも、私は本当に、本当に小説が大好きだった。 皆が映画になってから見に行ったとか、見に行きたいとか言ってるときも、「それ読んでるもん!」って内心ほくそ笑むのも、悪いなって思いつつも気持ち良かった。