とある廃墟にて。 「それで、殺し損ねたという訳か?」 露出の多い女が何が面白いのか紅い唇を持ち上げた。 「藤邦、邪魔シタ。失敗スルノ必然。責メルノ間違ッテル」 そんな女を片言の女が窘める。 「おや、妾は責めておらぬ。寧ろ、楽しみが増えて嬉しいことじゃ」 紅い唇に指を当てて、更に妖艶な笑みを深めた。 「ソレ、私モ同ジ」 「おえ、香水くせぇババァと女装が好きな男が浮き足立ってやがる」 ふと、そんな二人に口や耳にたくさんのピアスを付けた男が毒を吐く。