「舐めくさりやがって……。アリス、早くそこに──っ!?」
才暉は苛立ったようにパソコンを閉じると私の方を見た。
でも、才暉はそれ以上言葉を続けなかった。
「絶対に殺してやる、切碕……」
私が才暉が黙ってしまうほどの殺気を出していたから。
切碕、アイツだけは殺してやる。
和真だけでなく、コトリ君まで私から奪うつもりだ。
そんなの絶対に許さない。
今度こそ、もう奪わせない。
切碕──いや、ヒカリ。
お前を哀れんで名前を与えたのが全ての始まりだったのはもう分かってる。
その名前を与えたのは私で、その犯罪思考を目覚めさせたのも私だ。
だったら、お前を殺すのも私だ。
「才暉、一飛達に連絡を。広瀬君、君も私達と来て。……全てを見てた方が今後に役立つ」
私の言葉に才暉はスマホを出し、広瀬君は顔を青ざめながらも頷いた。
待ってなよ、切碕。
今、私がお前を殺してやるから。
≪アリスside end≫



