まあ、これはよく推理小説である暗号に使われる類いのモノだ。
えーと、変にローマ字になっているのは……。
H、m、e、y、p、l、o、s、n。
Hが大文字と言うことは一番先頭に来る。
「これって……」
暗号を解読していると、そのUSBを作った人物が誰なのか明らかになった。
ローマ字を並び替えれば、≪Help my son≫になる。
つまり、これを作り、コトリ君に託したのは小鳥遊潮だ。
証拠にデータの最後には潮を表す≪tide≫と書かれていた。
息子を助けて?
コトリ君は一体何をしようとしている?
それに、昨日小鳥遊潮の病室の前で聞いた言葉……。



