「私の所に来たと言うことは和泉辺りにコトリ君のことを聞いたのかな」
広瀬君はコクリと頷いた。
「君は彼のことを何か知ってる?」
すると、広瀬君はポケットから一本のUSBを取り出した。
そして、私に差し出してくる。
「……今朝、天河が家に来てこれを俺に渡してったんです。貴女に渡してくれって」
私はそれを受け取ると、才暉に渡して目の前のパソコンに繋がせる。
パソコンの画面に映し出された内容に、私は驚いた。
それは私がいくら解析しても解けなかった切碕の書いた黒いノートの真実だった。
この黒いノートには切碕の得意な呪術がかけられていて、赤い文字は奴の血で、もし切碕の死後に同じ方法で殺人が全て行われれば奴が生き返るというものだ。
コトリ君はこれを何処で知ったのだろうか?
これが真実ならまずいことになる。
読み進めていると、文章がおかしく変換され、ローマ字で中途半端になっている場所を見つけた。
それも一ヶ所や二ヶ所じゃない、複数ある。



