断罪アリス



「……殺せるよ、大丈夫」



そう言ったなっちゃんだけど、多分無理だ。




だったら、私がやるしかないかな。




「なっちゃん、無理しなくて良いよ。私がやる」





「だから、あたしが──」





「……その体で無理しない方が良いよ」





なっちゃんは驚いたように私を見た。





そう、なっちゃんは無理をしてはいけない時期のはずだ。




何せ……。




「……気付いていたのか?」




「いや、半分勘かな」




「そうか……」




なっちゃんは小さく息を吐くと、下腹部辺りを静かに撫でた。




全然まだ膨らんでないけど、そこには確かに新たな命が宿っている。