「まったく、年上なら年上らしく大人しく出来ないんですか?」
「~~~!うっさい、年下のくせに生意気!」
「はいはい」
アリスさんがベッドから下りようとするのを止めて、強制的にタオルケットをかけてベッドに寝かせた。
「貴女が過労で倒れたら、もともこもありませんよ。風間さんがそれを望んでいると思いますか?」
風間さんだったら、そんなこと望まない。
切碕の企てを阻止して欲しい。
でも、無理はして欲しくない。
きっと風間さんはそう思っているはずだ。
すると、アリスさんはタオルケットをぎゅっと握るとそれで顔を隠した。
「そんなこと……君に言われなくても分かってる……。でも、私は朱鷺に全てを託されたの。だから、私は──!?」
俺はアリスさんがびくりと体を揺らすのを感じながら、彼女の頭を撫でた。



