「馬鹿アリス!わかんねぇからってパソコンぶん投げんな!これまで解析したデータが消えたら、もともこもねぇだろうが」
「うっさい!データくらい頭に入ってるから簡単に復元出来るわ!」
……今アリスさん、さらりと天才発言したよね?
解析したデータはかなりあるというのに、それを簡単に復元とな……。
さすがはIQ200超えの天才……。
俺は次元の違いを感じながら、ちょうど淹れ終わったアイスミルクティーをアリスさん達の前に置いた。
「お疲れ様です。少し休憩したらどうですか?」
「そうだ、天河の言うとおり休憩しろ!4日も完徹してんだから少し寝ろ!」
羽取さんはパソコンを大事そうに持ちながら、アリスさんを睨んだ。
「まあまあ、才暉。君も少し寝なよ。アリスに付き合って4日も完徹してるでしょ?」
そんな羽取さんを一飛さんが宥め、その手からパソコンを抜き取った。
そして、才暉の背中を押して、彼を寝かせる為に無理矢理居間に連れていった。
「アリスさんも──」
「私はもう少しやる。もう少しで解けそうなんだ……」
アリスさんはアイスミルクティーを飲むと、疲れた顔で再びパソコンと向き合った。
4日も完徹している彼女の目の下には色白の綺麗な肌には不釣り合いなクマが出来ていて、お風呂に入ってご飯も食べているがやつれている。



