「本当なの、母さん?」
理解したとはいえ、切碕のいうことが信じられなくて母さんを見た。
母さんは否定しなかった。
つまり、切碕の言っていることは事実。
「天河!」
すると、後ろからなず姉の声がした。
振り向けばなず姉だけでなく、父さんや羽取さん達もいた。
「アリス!朱鷺!」
羽取さんと一飛さんはアリスさんと風間さんを見つけ、二人の方へ駆けていく。
父さんとなず姉もこっちに駆け寄ってきた。
「母さん、何で……」
なず姉は荒い呼吸を繰り返す母さんの姿に涙を浮かべ、父さんも母さんの手を握っている。
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