断罪アリス



「シートベルト着けて、しっかり掴まってて。荒れるから」




理事長の車である白のスポーツカーの助手席に乗り込むと、運転席にアリスさんが乗り込む。




言われるがまま、シートベルトを着けてしっかり掴まった。




……ん?ちょっと待て。




「アリスさん。すみません、一つ聞いて良いですか?」





運転席に座るアリスさんは車のエンジンをかけ、ハンドルを握った。




「今、荒れるって言いました?」




荒れるってどういうことだろ?




何か嫌な予感しかしない。




俺の問いにアリスさんはこっちを見ることなく、答えた。





「その言葉の意味のままだよ」




「え?──っ!?」




言葉を理解する前に、アリスさんはギアをチェンジしたかと思うと思い切りアクセルを踏み込んだ。





車の後ろが横に流れると、物凄いスピードで発進した。




嫌な予感的中!




荒いってやっぱりこっちの意味か!




俺の体はしっかシートベルトをしているにも関わらず、体を振られる。




これは絶叫マシーン並の怖さだ。