そして、≪僕≫とアリスさんは話を聞いていて分かったことがある。 ≪僕≫は確かに俺で、ただその存在を誰かに認めて欲しかっただけだった。 それだけで、人を殺すことを望んでいた訳ではなかった。 その証拠に、アリスさんを殺そうとした時に≪僕≫からは深い悲しみを感じた。 ≪僕≫は俺だ。 ≪僕≫にアリスさんは殺せない。 何故なら、俺だから。 俺が大切な人は≪僕≫にとっても大切な人だ。 だから、殺せるはずがないんだ。