「コイツら、戦うのを……殺し合いをジャンケンで決めやがった……」
翔平が信じられないというように声を震わせる。
でも、俺と和泉は驚かない。
コイツらは……、切碕一派はこういう奴等だから。
人を殺すことに迷わず、それを楽しみとして生きる力根っからの殺人鬼だ。
「ガキの相手は一飛に任せて、俺は女装の野郎でも相手するか」
「え、僕が三つ子の相手?」
「私ハ女ダ!」
片言で怒鳴る胡蝶は余裕そうな羽取さんに襲い掛かる。
──が。
「喧嘩っ早くて困るなー、君達は」
切碕の間延びした声が奴等の動きを止めた。
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