「何だ、今の悲鳴……」
翔平は悲鳴がした方を見下ろした。
某有名なコーヒー店は三階の外側に面した場所にある。
そして、悲鳴がしたのは下……外に面した中庭のある方だった。
俺はアリスさんと電話を繋げたまま、和泉と翔平がいる所へ向かう。
そして、俺は下を見て言葉を失う。
「何で……」
何で、アイツが此処にいるんだよ?
電話口からアリスさんの『チッ、遅かった……』という声が聞こえたかと思うと、通話が切れた。
と思ったら、構内に勢いよく赤のスポーツカーが飛び込んできた。
そのスポーツカーは車体を横に滑らせながら停止し、助手席からはさっきまで話していた彼女が出てくる。



