幸せそうに笑う星司と潮に対し、少し影のある笑いを浮かべる江莉子。 それもそうだ。 何故なら、江莉子は──。 「親子揃って叶わない相手に惚れるなんてね……」 江莉子は同期であり、何でも話せる良き理解者であった星司に恋をしていた。 しかし、彼が江莉子に恋することはなかった。 彼が恋したのは人を殺すために作られた人間。 最初は何故彼がそんな女に惚れたのか分からなかった。 容姿は二人の愛息に似ていて、誰よりも整った容姿をしていた。 それだけだと思っていた。