「良いの良いの、私がなっちゃんとコトリ君で遊んでただけだから」
「藤邦アリスー!」
「七砂!」
飄々とするアリスさんに怒るなず姉、そんななず姉を止める父さん。
あぁ、もう何なんだよ、それは……。
なず姉の羽交い締めを離して、俺は項垂れた。
「大変だな、天河君も。あんな姉を持って」
すると、一色さんが俺を慰めるように肩を叩いてきた。
「一色さん……、どうにかして下さい……」
「無理だな」
即答したよ、この人。
でも、暴走しかけているなず姉を止めるには父さんの拳骨かアリスさんに言い負かされるしかない気がする。



