「一息で死にたい?それとも、天河の元カノみたいに滅多刺しにされたい?」
莉瑚の言葉に、思考が追い付かなかった。
俺の元カノって、まさか……っ。
「コトリ君!?」
アリスさんは潜めるような声で俺を呼ぶが、俺は気付いたら茂みを飛び出していた。
「お前が琴梨さんを殺したのか、莉瑚……?」
自分でも情けないくらい声が震えていた。
頼むから否定してくれ。
莉瑚は人殺しなんかしない。
そう俺は信じたかった。
でも、莉瑚は──。
「あーあ、天河にバレちゃった」
残念そうに肩を竦めただけで、否定はしなかった。
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