そして、俺が切碕潮の監視役になって一年が経った頃。 俺は決心した。 「潮、俺と結婚してくれ」 俺の言葉に、潮が呆気を取られる。 でも、すぐにその目から一筋の涙が伝った。 「私で良いの……?星司ならもっと良い人が見つかるのに。それに、私と結婚したら警察としての立場が──」 「俺は潮が良いんだ。立場なんかどうでも良い。潮と一緒にいる方が大事だ」 潮の手を握ると、彼女はキュッと俺の手を握り返してきた。 「……私も星司といたい」 その一言が潮からの返事だった。