背中に冷たい汗が伝った。
「もしかして、姉さんを探してるの?」
「知っているのか?切碕潮の居場所を」
「……姉さんはあそこだよ」
切碕ヒカリは白い指を持ち上げて、とある場所を指差す。
指差す方を見ればそこは施設の屋上で、切碕潮はフェンスの上に立っていた。
もしかして、あの女……っ!?
思考よりも早く体が動き出していた。
屋上に上がる階段を駆け上がりドアを開けると、フェンスに立つ切碕潮に駆け寄った。
そして、その腕を掴んだ。
「何で此処に?」
切碕潮は俺の姿に驚いていたが、俺は構わずフェンスから切碕潮を引っ張り下ろす。



