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「才暉、和真はいた!?」
「いや、いない。一飛の方は?」
「いなかった。アリスと朱鷺の方にもいなかったみたいだね」
あれから数時間後。
研究室からの呼び出しで私と別れた和真の行方が分からなくなった。
研究室に問い合わせたら、そんなアナウンスはしていないと言われた。
私は朱鷺と才暉、一飛と一緒に和真の行方を探した。
忍の血を引いている三人が見つけられない。
なら、和真は何処に──。
すると、ポケットでスマホが鳴った。
取り出してみると、タッチパネルには見知らぬメールアドレスが映し出されていた。
怪訝に思いながらもそのメールを開いてみる。
「≪沈むは水面 赤が映るは黒き眼差し 流るる血脈は遠き亡霊 散るは真の愛≫……?」
隣で私のスマホを覗き込んでいた朱鷺がそのメールを声に出して読む。
意味が分からないと言うように朱鷺達は頭を捻っていたけど、私は理解した。
私はスマホをポケットに突っ込むと、その場から駆け出した。



