その場にいる全員の視線が俺に向けられる。
「どうしたの、コトリ君?」
「何で和泉なんですか?和泉は部外者ですよね?何で──」
「俺は部外者じゃないよ」
疑問を言う俺の言葉を、今度は和泉が遮った。
和泉が部外者じゃない?
意味が不明だ。
「どういう意味だ、和泉?」
震えそうになる声で問いかけるけど、和泉は固く口を閉ざす。
その代わりにアリスさんが口を開いた。
「和泉は藤邦の分家の生まれで、あの実験の関係者の身内。……これで察しの良い君なら理解するよね?」
……察した。
和泉は俺の身体を知ってて傍にいた。
友だちとして傍にいて、俺の身体の様子を窺っていた……。
まるで、研究者が実験動物を観察するように──。



