「話を戻すけど、此処に放たれた切碕の仲間はうちと寿永の情報網を持ってしても分かってない。ただ、私の事務所を壊した奴らの写真はある」
アリスさんは風間さんからUSBを受け取ると、モニターを操作するパソコンを差した。
そして、それを読み込み、モニターに映し出す。
そこには数日前に会った切碕と母さん、切碕の仲間が映っていた。
「切碕、小鳥遊潮は知ってると思うけど、この三つ子は子供だけど国際手配されてる殺人鬼らしい」
アリスさんがカチカチとキーボードを弄ると切碕と母さん、三つ子が別々のモニターにアップされる。
「この女はイマイチ情報が無いけど、≪楊蘭≫という名前らしい」
違うモニターでは赤い口紅が印象強い女がアップで映し出される。
すると、アリスさんの視線が和泉へ向けられた。
「和泉、切碕のあと何人いるか分からないけど、大学内で怪しい奴を見つけたら私に連絡寄越して、探って」
「分かっ──」
「ちょっと待ってください!」
頷こうとした和泉の言葉に、俺は待ったをかけた。



