とある廃屋にて。
「うぅ……、助け──」
女の虚しい嘆願は切碕の冷たい刃に阻まれた。
力なく地面に倒れた女の身体を真ん中から切り裂くと子宮を取り出す。
そして、壁に向かって投げるとそれは原型を留めない程に潰れ、赤い跡でそこに残った。
「切碕サンは何で女しか殺さねぇんだろうな?しかも、子宮を必ず取るし」
その光景を見ていたピアスをたくさん着けた男──、黛が誰に尋ねる訳でもなく呟いた。
「女嫌いだからという訳ではないであろうな。まあ、私も男より女を殺して人形を作った方が美しいゆえ、それと同じではないか?」
楊蘭はついさっき自分が殺してきた女の遺体から取った髪を手作りの人形の頭に一本ずつ差していく。
彼女は殺した者の髪を持って帰り、それを髪の毛として使った人形を作るのを趣味としていた。



