「……分かりました」 イマイチ納得がいかないけど、詮索するのは好きじゃない。 風間さんの口振りからアリスさんは教えてくれない訳では無いらしい。 だったら、アリスさんが話してくれるまで大人しく待っていよう。 そう決めて、アリスさんの後を着いていった。 でも、俺は知らなかった。 彼女にとって≪彼≫がどんな人で、どれだけ大切だったか。 彼女と切碕の深い因縁を。 ≪彼≫と切碕の関係を。 そのことを知る日はそう遠くはない。